こんにちは!シングルマザー×発達凸凹っ子の情報を発信する、まつこです。
今回は、私の長男の発達障害についてお話したいと思います。
まず、長男は小学校1年生のときにADHD(注意欠陥・多動性障害)と診断されました。
ADHD(注意欠陥・多動性障害)とは?
ADHDは、主に以下の3つの特性を持つ発達障害です。
1. 注意力の欠陥(不注意)
集中力が続かない、細かいミスを繰り返す、指示に従って物事を進めるのが難しいなどの特徴があります。特に、単調な作業や興味がないことに対しては注意を保つことが難しくなります。
2. 多動性
落ち着いてじっとしていることが苦手で、常に動いていたいという衝動があります。たとえば、座っていられずに歩き回ったり、手足をそわそわ動かすことがよく見られます。
3. 衝動性
考える前に行動してしまう、順番を待つのが難しい、他人の話を遮ってしまうといった特徴があります。このため、友達との関係でトラブルになることもあります。
また、長男には触覚過敏や聴覚過敏などの感覚過敏による生活上の困りごともあり、現在LD(学習障害)の検査も予定しています。
長男の小さい頃の様子
独自の世界を持っていた長男
妊娠期や出生時に特に問題はなく、地域の健診や保育園からも特別な指摘はありませんでした。健康にすくすくと成長していましたが、ある日、私は息子の様子に少し違和感を感じ始めました。
目が合わないことへの不安
発達障害を疑い始めた一番の理由は、長男が話をするときに目が合わないことでした。目を見てお話しするように促しても、一瞬だけこちらを見て、すぐに周りに気を取られてしまう。話を聞いているのか分からず、私もイライラすることがよくありました。
色んなものに目移りする
一つのことに集中できず、おもちゃもすぐに飽きてしまう傾向がありました。保育園でもあちこちのグループを渡り歩きながら、いろんな遊びをしていました。しかし、年中になるとパズルや塗り絵に集中することが増え、保育園の先生からもそのことを聞くようになりました。
運動や発表が苦手
運動会やお遊戯会など、みんなの前に出るのが嫌いで、練習もしたくないと端っこにいることが多かったです。ただ、気分が乗るとできることもありました。意外と歌はしっかり覚えていたこともあり、家では歌っている姿をよく見ました。
癇癪(かんしゃく)を起こす
特にゲームやトランプなど勝ち負けがある場面で負けると、癇癪を起こして「もうやらない!」と怒り出すことがよくありました。ゲームのルールを急に変えたり、勝てないと感じた瞬間に場をぐちゃぐちゃにすることも。負けてももう一度やればいいと教えるのに、かなりの時間がかかりました。
友達との付き合い
保育園時代、よく「お友達を噛んでしまいました」と報告を受けました。お友達が先に何かを言ってきたり、おもちゃを取られたりしたときに、言葉で表現する代わりに噛んでしまうことが多かったのです。まだ言葉でうまく伝えられない時期だったので、お互いに噛み合うこともよくあり、「お互い様」と感じていました。
優しい性格
そんな長男ですが、理由もなく自分から手を出すことは絶対にありません。私は彼をとても優しくて、少し不器用だけど明るくていい子だと思っています。公園では、知らない子ともすぐに友達になり、一緒に遊ぶ姿がよく見られます。また、5つ離れた弟とも口喧嘩はよくしますが、それでもしっかり世話を焼いてあげる姿には感心します。
日常生活に特に問題はなかった
おむつ外れも早く、食事もお肉が苦手で野菜好きという少し変わった子でしたが、服を自分で着たり、靴も履けたりと、日常生活には大きな問題はありませんでした。初めての子どもということもあり、「これが普通なのかな?」という感覚で日々を過ごしていました。
診断を受けるまでの葛藤
「発達障害かもしれない」と感じていたものの、「障がい者」という言葉に対する不安や葛藤もあり、診断を受けることに躊躇していました。しかし、もし診断を早く受けていたら、違うアプローチができたかもしれないとも感じています。
最後に
もし、発達に関してお父さんやお母さんが少しでも悩んでいることがあるなら、検査を選択肢の一つとして考えてみてほしいです。決して「わが子を障がい者にしたい」というわけではなく、家族みんなが笑って過ごせる方法を見つけるための手段の一つです。
私も、長男に対して「なんでできないの?」と思ってしまうことがたくさんありました。少しでも悲しい思いをする子どもが減り、悩みすぎてしまうお父さんお母さんの参考になれば嬉しいです。
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